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USHUN|撮影レシピ
不動産関連の撮影は、時間帯が非常に重要です。
太陽の位置や光の具合、影の配置など、これらは物件の魅力を引き出すために欠かせない要素です。
しかし、クライアントがそのような時間と予算を確保するのはとても難しいです。
限られた時間と条件の中で、最高の結果を出すことが求められます。
そこで、カメラの性能を活かして1つの構図で3回のシャッターを切ります(HDR撮影)。
完成したリビングやベッドルームの写真を見ると、そこに滞在したくなる魅力が溢れています。
これは、不動産撮影のプロフェッショナルが持つ力であり、その結果はクライアントや鑑賞者に
満足感や興味を与えます。
写真提供 THE A.I.R BUILDING (東京都中央区日本橋)
必要な条件と機材
カメラ
三脚
お部屋のメイキング
パソコン(テザーで撮影の場合)
広角レンズ
中望遠
手順
Step 1
構図のチェック。
部屋を何処から撮影するのが魅力的なのか?それを知るには、やはりカメラを手で持ち、様々な角度、いろんな方向から撮影してみることにしています。
Step 2
撮影する構図のイメージが決定したら、三脚とカメラを繋ぎ、ファインダーを覗いてイメージの構図をとらえます。
(構図を作る際、三脚の高さ、そして縦と横の直線の位置や向き、チェックがとても重要です。)
このとき部屋の細かな部分もチェックしましょう。(カーテンのよれや配線、家具インテリアの配置や向きなど)
Step 3
カメラの設定はAV(ソニー、ニコン、オリンパスはAモード)。
このときの絞りはf11
HDR編集を行うので、カメラ設定を露出AEB(基本+3,0,-3)、手ブレを防止するためにシャッターをタイマー設定(2秒)にします。ホワイトバランスはオート。
Step 4
同じ構図を2回撮ります。(ブレによる失敗を防ぐため。)
撮影を終えたら別の構図の撮影。
Step 5
編集。ライトルームで露出の違う3枚の写真をHDR合成機能を使って合成します。
合成した写真をまとめ、更に必要な編集を行い完成。
※写真はマット仕上げ。HDRで完成した写真を更に手を加え、ファッション誌等メディアで映える仕上がりにしてあります。