USHUNが提供するロケーション撮影。 写真。写真はシーンによって表現が異なり、場面によってそのスキルが求められます。
中でもハイブランドの腕時計の撮影となると、モノによっては1日がかりで1個撮れればいい。(色味は当たり前として、針、文字盤、ガラスなど全部表現しないとなりません。反射して文字盤がみえない、針がみえない、歪みや要らないボケ、ガラスが乱反射しているなんてのは許されません。)そんな撮影もあったりします。この場合、担当者が直接撮影が可能なカメラマンに依頼してくるケースが殆ど。 クライアントは失敗したくない!
最大の理由は失敗が許されないからです。他にも撮影以外の場面で時間をかけないとならないので撮影が可能か不可能かわからないカメラマンを起用して無駄な時間を掛けたくないというのも事実です。無論その撮影の料金は高額です。反対にもし撮影が失敗した場合、その先にあるのは面倒なことばかり。撮り直しっていうことです。スタジオと機材だけならまだよくて、もし、その撮影にモデルが入っている場合には、モデルとヘアメイクなどの手配も再度限られた期限の中で調整して撮影しないとなりませんから、クライアントは失敗は絶対出来ないんです。 だからカメラマンっていうのは安くない!
このブログを読んでいるにわかカメラマンがいるとしたら、それぐらい写真って奥深くて信用がないと生残れない世界だってことを理解して向き合って欲しいかな。って正直なところ思います。これは僕自身に対してもずっと言えることです。
ロケーション撮影の極み
さて、腕時計の話はさておき、僕がロケーション撮影で皆さんにお届けしているのは、皆さんが見慣れた媒体(雑誌、電車の中の広告、芸能プロダクションの宣材写真やプロフィール写真、映画や舞台、テレビドラマのフライヤーなど)にあわせた表現をいかにしてロケーション撮影で再現出来るか?ってところです。例えば七五三などの家族撮影で近年多いのは"子供の自然な写真"です。自然な写真を撮影するのも色んな工夫が必要です。だいたいご家族が撮影を希望される時間帯は午前中。(お昼を食事会などで過ごす、お子様がなれない衣装で疲れてぐずったり寝てしまうなどが理由。)ただ自然光の中で、メインとなるロケーションで撮影するならカメラの機能に任せて撮影するだけなので誰にでも撮れます。むしろいまどきならスマホの方がずっと綺麗です。 ありがとうの仕組み
となるとやはりわざわざカメラマンに依頼したメリットがなければ対価を払う側も依頼を受け撮る側もお互いがありがとうにはならないですよね。スマホじゃ撮れない写真、つまりカメラマンだから撮れる写真をいかに引き出しとしてスキルを持ち合わせているかがとても大事です。 逆光を利用してふんわり撮影するにもシルエットでみせるのか?飛ばして顔を起こすのか?あるいは日中シンクロで背景も顔をしっかり起こすのか?だけでも写真の表情は変わります。 最低限ロケーション撮影で必要なスキルとは 午前中でも、撮影の方法次第では夕暮れを演出することも可能です。
あいにくの曇りや雨だったとしても、空を青空にして納品したり雨をドラマチックに演出して撮影し納品することも可能です。
ひとことでまとめるなら、カメラマンは撮影時その瞬間で撮影した写真がどこに着地するのか?見えているか見えていないかが重要なスキルなんだと思います。 ロケーション撮影で家族撮影の場合、アイテムも大事ですが、最低限カメラでお金を頂くということってそういうことなんだと思います。 そして極みとは!
やはりどの世界でも職業でも結局のところ一番重要なのはコミュニケーション能力です。
子供が心を開くコミュニケーション。女性が彼氏やご主人と同じぐらい心を開くコミュニケーション。これってインスピレーションに近いのですが、ビジネスの会話をしたとき、相手が大きな数字をパパッと計算して答えるときってあるじゃないですか?そのとき、この人仕事できるんだろうなぁ?って感心しません?
写真の世界も最後の極みはこのインスピレーション。相手が感覚で好印象を持ち、オープンに向き合ってくれるかどうか?ってことですね。
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