インフルエンサー、フォロワー、ユーチューブ動画の再生数など、今の世の中で重要視されているのは、こんなネット上にはびこる数字。
そりゃそれなりって言うと語弊もあるかもしれませんが・・・数字も大事なので。
無視するわけにはいきませんけど。。。
ただ、何でもかんでも流行とかで片付けるんじゃなく、どんな時代のものであっても、いいものをいい!!!って判断できるセンスってすごく大事だよね!って思うんです。 そのいいものはいい!!っていうセンス。
凄く大事だと思う理由として、このセンスを持つ人は増殖しないと、大事にしないといけない文化を疎かにしてしまうし、仕事なら廃業ってこともあるんだよね。
ここではアーティストの話をしているけど、町の小さな工場で作られている部品の技術。これが世界に誇るすごい技術だったとしたら、その技術を更に発展させたり、開発、研究したりするのにあとを継ぐ人がいないなんてことにもなりかねないのだから。
この時期、音楽なら毎年年末にやる紅白だってそうだよね。少し前と比べて演歌歌手の出演が減ったよね。戦後の昭和。演歌世代の人口がどんどん減ってきているのだから仕方ないといえば仕方ない。でもね、美空ひばりさんを憧れ歌いはじめ、今でも歌手としてステージで歌い続けているアーティストだってたくさんいるのも事実。美空ひばりさんだけじゃなく、石川さゆりさんとか北島三郎さんに憧れてプロになって歌を歌っているアーティストだって同じく。
(写真モデル:森田由美恵)
実際にみたら違いが分かる。
音楽の不思議、写真の不思議。アートの不思議。
その人でしか表現出来ない世界、間、空間、呼吸、色があるんだよね。
それは経験値っていうものなのか?
言葉の重さ、説得力が歌い手によってまるっきり違います。
写真もその人が経験した世界がレンズを通して見えます。
数字以上に楽しめるエンターテインメント。数字以上のクオリティ。
数字以上の贅沢。
これを読んでいる人だけでも、是非一緒に時代の数字ばかりに偏らず、本物を見極める目を持ってそれらを大事にしていきましょうね。
(表紙モデル:QueenRocks+Roy)
(写真協力:コンテンポラリーダンサー山本 裕氏)
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